
あなたの探している希望の仕事がきっと見つかるジョブデパ
シェアブログjobdepaに投稿
昔、昔「傷だらけの天使」というテレビ番組をやっていました。
ショーケン(萩原健一)ふんする兄貴と水谷豊ふんする弟分アキラがいろんな事件に遭遇して解決してゆく涙と笑いの探偵まがいのストーリーでした。
学生だった僕はその番組が好きで探偵という仕事に憧れていました。
すぐに探偵社を何件か周りついにアルバイトをすることになったのです。
当時バギースーツという(裾の広いパンツスーツ)でバシッときめて。
トレンチコートをラフに着て、颯爽と事務所に向かったのでした。
気分はもうショーケン、夢にまで見たカッコイイ探偵になったつもりで
スキップ、スキップ、ルンルン状態でした。
探偵事務所にはあまりカッコ良くない所長と地味〜ナおじさんとあまり美しくない事務員さんが暇そうにしてるのでした。
テレビとはちょっと違うシチュエーションですがこれから始まる事件を思うと武者震いさえ覚えながら待っていました。
すると電話が鳴り依頼者が1時間後に来社するとの事でした。
これが初仕事になるのかと思うと僕の中での「探偵物語」の幕開けでした。どんな困難な事件でも解決するぞと硬く心に決めちょっと緊張気味に依頼者を待つのでした。
そして地味ナ〜おじさんと一緒に話を聞くことになったのです。
話の中身はこのおばさんの旦那が浮気をしているらしいので調べて欲しいということでした。
まあこんな調査もあるだろうと思いながら次の日から調査が始まりました。
まず始めに旦那の会社で帰宅時間ごろから張り込みが始まります。
4,50分してから旦那は車を利用でしたので、地味〜ナおじさんと尾行が始まります。2,30分走るとあるビルの前に止まりました。
するとそのビルから30代ぐらいのすらっとした女性が旦那の車に乗り込んできました。この人が浮気相手かと思いながら尾行が続けられ、
派手なカーチェイスが頭を過ぎるのですが、そんなことはなく地味に地味に尾行は続くのでした。そして彼女のアパートらしい所についてからまたもや張り込みが続くのです。旦那が家から出てくる時間の証拠が必要なのです。まあいろんなことをする事情があるのでここからが探偵の辛いところです。長い長い張り込みの続きです。
当時は携帯電話も携帯ゲームも車にテレビも付いてはいない時代ただ、ただ待つのです。それでも二人の時は話ができますが、一人の時は、トイレも行けないのです。これがなんといっても辛い。
やっと出てきたのは、夜中の2時近くでしょうか、その日はご主人が帰宅したのを確認して本日は終了。
次の日も次の日も調査終了日まで張り込み、尾行、張り込みとじっと待つのが仕事でした。
僕の抱いていたあのカッコイイ、ショーケンはどこにいったのやら、アクションシーンなどは一切なく現実は眠くなるような待つのが仕事のとても地味で根気の要るものでした。
それから数ヶ月して僕の「探偵物語」は地味にエピローグを迎えました。

